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第26回野のはな書展 鑑賞4 植田春汀書「かな条幅」

  • harunokasoilibrary
  • 6月30日
  • 読了時間: 1分
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「春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ少女」(はるのその くれなゐにほふ もものはな したでるみちに いでたつをとめ)万葉集第十九巻、4139 大伴家持、

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「吾木香(われもこう) すすき かるかや 秋くさの さびしききはみ 君におくらむ」1910年、若山牧水

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「秋風はすずしくなりぬ うまなめて いざ野に行かな 萩の花見に」(万葉集第十巻2103番 詠み人知らず)



20年余り前、春汀さんが練習のため何枚も書いたものの3点です、手本として書かれたものではないからか、伸び伸びと書かれていますねえ。何か良い所を感じられたのでしょう、捨てずに残されていたものを見せていただき、表具して書展に出品するように私がすすめて出されたものです。3点とも未熟さを感じますが、何か、初初しい、一生懸命さと書への愛が感じられて、棄て難いと私も感じたのでした。淡い表具が作風によく合っていて私は気に入っています。

2020-09-04 10:03:06

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