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第26回野のはな書展 鑑賞2(春野瑞景書「疾風に勁草を知る」)

  • harunokasoilibrary
  • 7月5日
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「疾風ニ勁草ヲ知る」(しっぷうにけいそうをしる)


何枚書かれたのだろうか。微塵も安直さのない整然とした配置である。文字の大きさが、行の縦横に大中小と繰り返されている。上下左右の余白、字間、行間の余白が決まっている。点画は強弱、抑揚のリズムで組み立てられ、優美な静けさの中にエネルギーを発散している。気高い人間性と品格を感じさせる書風である。知性と感性が調和した、野のはなの理想的作風ではないだろうか。黒い墨色が強い生命力と若いパワーを表している。


今、疾風の中にいる私への、母からのメッセージのように感じられる。何もかも嫌になるが、この作品のように、美しく、自由に、つよくならねば!

2020-09-02 17:58:48

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