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第26回野のはな書展 鑑賞9 時田麻里書「虹 雨が あがったよ」(自作詩)

  • harunokasoilibrary
  • 6月30日
  • 読了時間: 1分

時田さんの作品には大変魅力を感じますので、何点かを私が選んで出品していただきました。どれもこれも欲しくなるくらい魅かれますが、ここでは、特に私が好きなものについてだけ採り上げました。

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点画は甲骨文と同じリズムで書かれています。スーと彫るように線が刻されています。対角線上にことばが配置され、字間、行間がシンメトリーに構成されています。「雨が」の「が」が少し右に寄せられ動きが表現されています。巧みな理知的な構成ですねぇ。しかし、知性だけでなく、点画には優しさと、温かさと、人生の出来事への感動が込められ、知性と感情が調和しています。なんと美しいのでしょう。黒黒とした豊かな線と真白い余白が輝いています。ひまわりの花を見たときの感動が蘇えってきました。これ以上の表現は考えられません!

2020-09-06 18:07:53

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