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第26回野のはな書展 鑑賞5 堀りえ子書「曲がる道」

  • harunokasoilibrary
  • 6月30日
  • 読了時間: 1分
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堀りえ子さんの書作品は、独特のリズムで書かれ、大変個性的ですので、私が特に面白いと思う作品を何点か出品していただきました。一般人には、その良さが理解しにくいかと思われますが、ちょっと見方を変えると、その独創性と作品の内容が、大変よく観えてきます。あなたの固定観念を疑ってみましょう。選んだ作品は字数が少なく比較的理解しやすいものです。人生80年、歩んできた長い道を思い描いて書かれたのでしょうか。線の軽重、太細、長短の変化は、書くリズム、緩急、遅速の結果です。その筆づかいの変化は、こころの動き〔情動)から発しています。卑しい作為からではありません。余白の美しさ、均整のとれた絵画的な字形、字の大小の巧みな変化とバランスは天性のものでしょう。


「生きることは線を生むことだ」と言った哲学者がいますが、まさに堀さんの線がそれですねぇ。

2020-09-05 11:36:50

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