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植田春汀書作展 鑑賞5 「白牡丹といふといへども紅ほのか」(高浜虚子)

  • harunokasoilibrary
  • 7月12日
  • 読了時間: 2分
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野のはな書道会は、1992年の創立です。私と母が起ち上げました。会の名は、私の母の発案です。春汀さんは、最初から私を手伝ってくれました。何年にもわたった手本作りにも全て立ち会ってくれました。私の苦労を全て見てきた方です。同志ではあっても、弟子ではありません。

野のはな書道会は、母と春汀さんと私とで作ってきたのです。

春汀さんも私も、個展など考えてもいませんでした。作品の発表は、野のはな書展だけで十分だったのです。

しかし、ある時、春汀さんの故郷の方が、春汀さんに、こちらでも作品展をやってくれないか、と軽く、かどうかは分かりませんが、頼んできました。そこで、おせっかいやきの私が、できたてのほやほやの江山文庫に春汀さんの個展の話しを持ちこみました。その時の江山文庫の館長代理のようなYさんと私が意気投合して、2000年の春、春汀さんの初個展が実現することになりました。Yさんは、惚れ惚れする、きっぷの良い女将のような方でした。

そのとき私が書いた、個展の感想文を「江山文庫だより」に載せてくれたのも、Yさんです。その感想文をここに転載しておきます。

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春汀さんの作品集の御自分のコメントを転載しておきます。

「これも手本(45号)として書いたものです。

虚子の句には、何か寒さの中の陽だまりのようなほっとする温もりを感じるものが多く、この句もそのひとつです。

そんな感じを表現したいと思って書きました。」1996年制作

2020-02-16 16:15:41

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