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植田春汀書作展

  • harunokasoilibrary
  • 7月5日
  • 読了時間: 1分

 春汀さんの個展も明日で終ります。2ヶ月余りにわたり、楽しませていただき、本当にありがとうございました。書や芸術や人間についてたくさん思索できました。このような実作品に出合える機会はめったにありません。図版では、本当の事は解りません。友のため、きつい思いをし、無理をしてでも出掛けることです。このような二度とない機会を逃してはいけません。

 私は個展をする度に、新たの人とも出会いましたが、また、友人だと思っていた人の本性が分かって、その人と心の中で別れもし、喜びだけでなく、寂しさも、幾度となく味わってきました。だから、関係者しか来ないような展覧会はしたくないのです。春汀さんはどうでしたでしょうか。晴ればれした気持ちで終えられることを願っています。

 母のことを思い出します。展覧会が終わる度に、涙腺の弱かった母は、涙を流し、作品をかたづけるのを躊躇していましたねぇ。展覧会が永遠に続けば良いのにと・・・。

 私の提案を、快く承諾してくださった、江山文庫のキュレータの竹下さんはじめスタッフの方々に心よりお礼申しあげます。ありがとうございました。

2020-04-04 10:43:54

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