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「ミゼレーレ14」(欺) 作品234

  • harunokasoilibrary
  • 9月27日
  • 読了時間: 1分

更新日:10月20日

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春野かそい書「ミゼレーレ14・仮面なしでは生きられない」(欺・deceive)

2018年12月制作 約23.5×23.5㎝ 唐紙・墨

「欺」と書かれている。


副題の「仮面なしでは生きられない」は、ルオーの「ミセレーレ」にある「自分の顔をつくらぬ者があろうか?」(または「顔に皴を描かぬ者はいようか?」)の引用である。ルオーの言う「顔をつくる」とは、役者がメーキャップをすること。これは、素顔を隠して、うわべを飾らなければ生きてゆけない人間の弱さを象徴している。ルオーは人間の欺瞞を告発するだけではなく、人間の弱さに共感もしている。彼にとってサーカスの道化師は弱き者すべての象徴であった。彼は多くの道化師像を描いているが、それらの表現は、優しさに溢れている。

2019-01-07 09:40:54

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