春野かそい個展鑑賞 愛は何処14
- harunokasoilibrary
- 6月7日
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愛は何処14(2020年9月制作 約100×148mm ケナフ紙に墨 ハガキに貼付)
美しい記憶も 汚い思いでも
音楽のように つぎつぎに消えていく
そして 浄化された魂だけになって生きつづけるのだ
明日はまだ何もない
イエスの弟子で恋人のマグダラのマリアは
罪深い女とか汚れた娼婦だ とか どんなに非難されようが 決してイエスを裏切らなかったし どの弟子よりもイエスを理解していた
イエスの処刑も 死の確認も その復活も ただひとり見届けたマリア
そして その一部始終を 裏切者の12使徒たちに伝えた
聖女マリアがいなければイエスの存在もその復活も伝わらなかっただろう
美しいラーラがマグダラのマリアの化身だということは ジバゴの詩編と
パステルナークの恋人オリガ・イヴィンスカヤがラーラのモデルだったということから分かる
オリガの献身的な協力(愛)がなかったら名作『ドクトル・ジバゴ』は誕生しなかっただろう
マグダラのマリアの伝説は どんな汚れた人間にも 求めれば 必ず救いがあるのだ ということか
しかし 愛がなければ何も始まらない
2020-12-22 13:08:43



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