春野かそい個展鑑賞 愛は何処13

愛は何処13（2020年9月制作　約１00×148mm　ケナフ紙に墨　ハガキに貼付）

聖書には裏切りの話が山ほどある　言葉だけのものは真に受けないのは当たり前だが　本当に誠実な人かどうかを見分けるのは行動が伴っていても難しい　すぐ信用してはいけない　信用は美徳ではない　時間をおいて見極めることだ　死ぬまで本当のことは分からない　

12使徒は　死の恐怖と神への不信から　イエスを裏切った　イエスは悲しかっただろうが　これは人間への試練だと解っていただろう　

イエスが殺されてから　使徒のほとんどが　弱い自分を恥　イエスの教えを守り抜こうとしたため　拷問され　残虐な殺され方で殉教している

なんと権力者や異教徒たちの残虐なことか　ほとんどの普通の人間の残忍で冷酷なことか　人は真実を語る人の敵だったのだ　

しかし　殉教した使徒たちは　イエスの教えどおり　怨むことを知らなかった　無知で残忍な彼らのために祈ったという

愛は　広く深い世界

広く深い世界は

思慮深くなければ解らない

庶民は裏切らない

庶民に分からない芸術作品は本当の芸術ではない

庶民が主人公だ　などといった　庶民の耳に優しそうに聞こえる事を　もっともらしく言う人間は　本当の偽善者だ

この国は　偽善者しかいないくらいの偽善大国だ

2020-12-20 10:36:04