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モノローグ12 ルオーの道化師

  • harunokasoilibrary
  • 6月5日
  • 読了時間: 1分

『ルオーの貴族的なピエロ』1941-42 油彩
『ルオーの貴族的なピエロ』1941-42 油彩

『ルオーの光の道化師』1948年頃
『ルオーの光の道化師』1948年頃

「芸術=道化は見世物の可能性を示してくれる。芸術=道化とはつまり窓のことであり、芸術=道化がそこへ跳び込むよう誘惑する。だから芸術=道化にはいつもあの縁日の香具師(フォワール)の興行の喧噪が、芸術家=道化師の演技を前触れするあの太鼓の連打が鳴り響いている。これは常に多少なりとも「死への跳躍」でもあるわけだ。「死への跳躍」は不測の事態が起きない限り、だいたいいつも首尾よく幕を閉じる。芸術家=道化師は再び自分の足で着地する。彼を芸術家=道化師にしているのはまさにこの行為にほかならない。」(『ジョルジュ・ルオー サーカス 道化師』青幻舎、2012年)

2021-08-15 17:17:27



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