「死のエロチシズム１」

Haruno Kasoi書「死のエロティシズム１」

　2017年9月制作　100×110㎝　紙本着色　墨・アクリル絵具

「死」の漢字数万字とその他の漢字が書かれている。

　 亡き母の供養のために制作された。

母は好きな時にやってきて、私のそばでじっと微笑んでいる。

母がやってくる前には、昔の親不孝を思い出して、後悔の念で悲しみ苦しんでいる時が多い。そんな時、思わず私は「母」「悲母」「慈母」などと書く。そうすると、心が静まるのだ。そして、また、母との時を黙々と織りつづける。母との時を創りつづけるかのように。いつの間にか三万字を越えていた。（かそい）

2018-02-26 10:08:06