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「ファンタジーⅠ」(教育基本法) 作品216

  • harunokasoilibrary
  • 10月20日
  • 読了時間: 2分
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Haruno Kasoi 書 「ファンタジーⅠ」

 1999年 62×98㎝  楮紙・墨・額

 


(旧)教育基本法の前文が書かれている。


言葉はムクロだろう

言葉のむこうに本当の世界がある

しかし私は言葉を杖に言葉に励まされ、そこまで歩いていくしかしかたがない


(教育基本法前文)

「われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、

世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現

は、根本において教育の力にまつべきものである。われらは、個人の尊厳を

重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にして

しかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。

ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教

育の基本を確立するため、この法律を制定する。」

(2000年開催の個展「沈黙との対話」図録から)



この作品の発表は、1999年にも行われた。


この作品の制作過程で、安倍政権によりこの法律の改悪が行われるなんぞとは想像もしなかった。

この、人間の仮面を被った悪魔たちとの戦いのために、わたしはこれを制作したのだ、と今思わずにはいられない。

人間への信頼を取り戻すために、この悪魔たちと戦うことがわたしの宿命なのだ。

わたしは必ず勝利するだろう!

2018-12-15 09:16:04

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