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スタイル帳2(墨跡)

  • harunokasoilibrary
  • 3月22日
  • 読了時間: 1分

更新日:6月1日

図版 上から

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「方丈」 伝張即之

「徹翁号」 大燈国師

「潮音堂」 伝仏鑑禅師

「大極嶺」 白隠(はくいん)

「秀嶽」 沢庵(たくあん)宗彭(そうほう)

















 昔の禅僧の「書」を墨跡(ぼくせき)とよんでいる。それらは、禅の境地を表現しているらしい。禅の精神の解る人にはありがたいものなのだろう。

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 僕の書を観て、禅のようだという人がいたが、しかし、ぼくは禅など識(し)らない。墨跡は、茶人に珍重されるらしい。ぼくの書を茶室の床飾りにどうかという人もいたように思うが、しかし、ぼくは茶道などというものとは無縁である。 

 さて、図版は、13世紀から18世紀の中国と日本の墨跡である。墨跡でも大字のものである。これらの書を、ボヤーと観ていると、やはり、みな、どこか似ている。同じような雰囲気がある。これは何故か?

(2002年11月・会員つうしん第63号掲載)

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