2023年書き初め大会感想
- harunokasoilibrary
- 7月20日
- 読了時間: 1分
自由にのびのびと個性的な「春」と「光」を見ていますと、こちらも同じように楽しくな

ると同時に苦しくなります。
これは自由のように見えますけれども、基本は習字ですから、いろんな書体や点画の書き方が災いして、本当の自由ではないのではないかと思います。
みなさん楽しんで書かれましたか?作品は原理原則を書くのが目的ではありません。原理原則を書いても書かなくてもどちらでもいいのです。自分が楽しいだけでなく、見た人も楽しくなるような字を書いた方がいいでしょう。
基本どおりにしっかり書かれていても、書かれていなくても、字の線や形には書き手の「春」や「光」に対する思いが現れるものです。書き手の「春」や「光」に対する経験と明日への希望や願いが避けようもなく現れますね。
自分が感じた「春」や「光」を書けましたか?原理原則の学習が災いして書けなかったのではないでしょうか。
何も考えず、素直に自分の「春」や「光」が書けましたか?ほぼすべての作品の余白が生きていると僕は感じましたので、うまく書けたのではないだろうかと思います。
僕も初心に還り、がんばりましたが、作為的過ぎて失敗でした。
(2023年2月・会員つうしん第184号掲載)


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