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2012年七夕書道大会感想

  • harunokasoilibrary
  • 5月17日
  • 読了時間: 1分

更新日:5月31日

書初めと七夕の大会は、軽い意味で、日常的に書を楽しむ、といったことと、非日常的な、書展のための、創作の訓練、といった意味合いで設定したものである。

それを、重く受け止めて本格的な創作に挑戦する機会にしようが、また、軽く書き流して、遊び、楽しむ機会にしようが、それは、それぞれの自由であることは、言うまでもない。

批評は自由でなければならない。ぼくが「褒めた」とか「褒めなかった」とか、どうでもいいような事に一喜一憂したり、また酷いのになると、「褒めろ」と、威圧的に要求したりする輩がいることには、呆れかえって、ものも言えない。

「褒めて育てる」なんていう固定観念に囚われて、「豚もおだてりゃ木に登る」式の教育こそ、思い上がり教師のアナクロニズムである、と、やや過激に、ぼくは感じている。

社交辞令でも、褒められて嬉しくないはずがないという。たいがいはそうだろうが、納得できないことで褒められて、なにが嬉しいか!

どのような書が価値のある書なのか。また美しい書とはどのような書をいうのか。「書をする」とはどのようなことをいうのか。書とは何か。芸術とは何か。

ぼくの寸評が、たとえ一片でも、参考になるなら幸いである。

(2012年8月・会員つうしん第121号掲載)

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