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ラインズシリーズ
2020年

搬入の日、美術館の職員と口論になり、無理を通そうとした私は、加納さんの理性的な妥協案を採用して、私の作品「障害者権利条約」の展示場所を変更することになり、最初予定していた展示のための壁が30m以上あいてしまったので、どうしようかと困っていましたが、10月末に予定している私の個展の「ラインズ」(仮題)の試作をしてみようと思い立ち、一日休ませてもらって、一気に27点を書いてしまいました。ラインズ3~27は、愛を騙(かた)る悪魔たちの姿が描かれています。それぞれ作品の最下部に書かれているタイトルと比べてみましょう。加納さんの素晴らしいアイデアのおかげで、事無きを得て、書展も成功し、新しい作品も生まれ、もつべきは賢い友である、とつくづく思いました。
ラインズ1「目に見えないもの」(愛)
ラインズ2「希望」(光)
ラインズ3「なやむ愛」
ラインズ4「灼熱し怒る愛」
ラインズ5「訳知り顔の評論家」
ラインズ6「絶望する愛」
ラインズ7「迷妄に導く教育者」
ラインズ8「似而学者」
ラインズ9「目覚めた愛」
ラインズ10「自称芸術家が量産する愛」
ラインズ11「凡俗へと凋落させる愛」
ラインズ12「底意地の悪い愛」
ラインズ13「愚衆たち」
ラインズ14「悪魔」
ラインズ15「現実肯定主義者」
ラインズ16「幼い愛」
ラインズ17「子供の愛」
ラインズ18「安心しようとする愚衆たち」
ラインズ19「未だ生まれざるもの」
ラインズ20「死者の愛」
ラインズ21「ナイ―ヴな愛」
ラインズ22「甘くロマンティックな愛」
ラインズ23「無力な愛」
ラインズ24「小心者の愛」
ラインズ25「ひとりぼっちな愛」
ラインズ26「これが愛とうたう悪魔」
ラインズ27「愚かな愛」


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